近年、働き方改革の導入やフリーランス新法の制定など、ITエンジニアを取り巻く労働環境は様変わりしています。
また、IT業界が抱える人材不足の課題に伴い、フリーランスエンジニアのニーズが高まっているのも事実です。
フリーランスはライフスタイルに合わせて働き方を選べる反面、企業の後ろ盾がないことに不安を覚える人もいるでしょう。
そこで本記事では、VBフリーランスエンジニアを目指す人に向けて、案件動向や年収相場を紹介します。
関連記事:【2024年最新】フリーランスエージェントおすすめ比較25選!外さない選び方も紹介
VBとは ?将来性はある?
VB(Visual Basic)とは、Microsoftが開発したプログラミング言語のことです。
表記は「VB.net」で、1991年の開発以来、多くのアプリ開発に用いられてきました 。
VBは文法がシンプルなため、扱いやすく初心者でも簡単にアプリを作成できるのが特徴です。
案件数が限られることから、将来性がないとの意見が見られるのも事実です。
しかし、一定数の案件はあるので、根気よく探せば獲得もできるでしょう。
VBフリーランスエンジニアの案件動向
VBは、Microsoftが開発したこともあり、Windows向けのWebアプリ開発がメインとなっています。
近年、企業におけるシステム開発では、Javaを使用するのが一般的です。
今後、案件増加の可能性は低いものの、既存システムの保守や改修など継続的なVB案件はあります。
VBフリーランスエンジニアの年収相場
VBフリーランスエンジニアの求人では、月給50~70万円が多く見られます。
これを年収に換算すると600~840万円です。
ITエンジニアの平均年収454万円と比較しても、VBフリーランスエンジニアの年収相場は高水準といえるでしょう 。
VBフリーランスエンジニアに求められるスキル
未経験者からVBフリーランスエンジニアを目指すのは、不可能ではありません。
しかし、実務に役立つスキルを保有していれば、転職では有利になるケースもあります。
ここでは、VBフリーランスエンジニアに求められるスキルを紹介します。
- VBの知識と開発経験
- Webアプリ開発に関する知識と経験
- C#に関する知識
- 業務開発に携わるなら「SQL」の知識は必須
- その他のスキル
VBの知識と開発経験
まず、VBに関する知識と開発経験があれば、即戦力になるとアピールできます。
特に業務系システムでは、基本機能に共通点が多いため、VBの知識と開発経験は幅広く活用できるでしょう。
開発経験が浅いなら、現場で経験を積んでからフリーランスを目指すのも選択肢の一つです。
Webアプリ開発に関する知識と経験
VB案件の多くは、Webアプリ開発に関するものです。
企業がVBフリーランスエンジニアを採用する際、Webアプリ開発に関する知識と経験を重視する傾向があります。
なお、基幹システムの開発案件が多く見られるため、開発経験があればアピールポイントになるでしょう。
C#に関する知識
C#は、VBと同様にMicrosoft社が開発したプログラミング言語です。
VBはWindowsのみですが、C#はWindows以外の環境にも活用されるため、知識は武器になります。
VBフリーランスエンジニアとして、幅広く活躍したいなら持っておきたい知識の一つです。
業務開発に携わるなら「SQL」の知識は必須
VBフリーランスエンジニアとして、業務開発に携わりたいなら、SQLに関する知識は必須です。
そもそも、業務システムの開発には、データベースを使用します。
データベースの操作にはSQLが必須となるため、知識や経験は転職に有利となるでしょう。
その他のスキル
VBは、大規模案件が多く見られるため、開発現場では多くの人と関わります。
チームプロジェクトに参加することも少なくありません。
業務をスムーズに遂行するためには、コミュニケーション・マネジメントスキルなどがあると高単価案件を獲得しやすいでしょう。
VBフリーランスエンジニアが案件を獲得する3つの方法
では次に、VBフリーランスエンジニアとして、案件を獲得する方法を3つ紹介します。
- エージェントサービスを活用する
- クラウドソーシングを利用する
- 友人や知人に紹介してもらう
エージェントサービスを活用する
今の仕事を続けながら、VBフリーランスエンジニア案件を獲得したいなら、エージェントサービスがおすすめです。
希望に沿った条件の案件紹介から、書類添削や面接対策など、転職活動を幅広くサポートしてもらえます。
ただし、サービス内容はエージェントによって異なるため、どこまでサポートしてもらえるかをしっかりと確認してください。
クラウドソーシングを利用する
クラウドソーシングを利用するのも選択肢の一つです。
初心者からスタートして、経験を積みながらスキルアップできる案件もあるので、年齢や経験に関係なく多くの人にチャンスが与えられます。
中には高単価案件もありますが、高単価になるほど知識や経験が重視される傾向にあるのが留意点です。
単価にこだわらず経験を積みたいなら、初心者向けの案件に応募してみるといいでしょう。
友人や知人に紹介してもらう
友人や知人から紹介してもらえるケースもあります。
近しい人なら、自分のスキルや知識への理解もあるため、レベルにマッチした案件を紹介してもらえるかもしれません。
今は思い当たる人がいないなら、経験を積みながら人脈を作れば、将来的に案件を紹介してもらえる可能性があります。
VBフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントサービス3選
では、最後にVBフリーランスエンジニアにおすすめのエージェントサービスを紹介します。
まず、基本情報を以下の表にまとめます。
サービス | 案件数 | VB案件数 | 対応エリア |
---|---|---|---|
レバテックフリーランス | 80,412件 | 360件 | 全国 |
フリエン | 16,347件 | 982件 | 全国 |
TechHive | 5,000件以上 | 非公開 | 全国 |
レバテックフリーランス|マッチング精度が高い
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開案件数 | 80,412件 |
VB案件数 | 360件 |
対応エリア | 全国 |
許可番号 | 13-ユ-308734 |
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
レバテックフリーランスは、フリーランスITエンジニアに特化したエージェントサービスです。
月収50万円以上の高単価案件も多く見られるので、今より年収を増やしたい人にもおすすめです。
IT専門で20年以上の実績があるので、安心してお任せできます。
マッチング精度の高さにも定評があり、案件参画中でも契約更新や次回案件の提案が可能です。
案件が続くのはフリーランスにとって嬉しいポイントといえるでしょう。
関連記事:レバテックフリーランスの評判まとめ!気になるメリット・デメリットを調査
フリエン|クライアント直接契約案件にエントリーできる
運営会社 | アン・コンサルティング株式会社 |
---|---|
公開案件数 | 16,347件 |
VB案件数 | 982件 |
対応エリア | 関東 関西・東海 九州 |
許可番号 | 13-ユ-307972 |
公式サイト | https://furien.jp/ |
フリエンは、ITフリーランスや個人事業主専門のエージェントサービスです。
全国どこからでも参画可能なフルリモート案件や、クライアント直接契約案件など、テーマごとの特集から案件を探せます。
専任コンサルタントが、カウンセリングとマッチングを行う他、成約後のサポートがあるのも嬉しいポイントです。
関連記事:フリエンの評判とは?口コミからわかるメリット・デメリットや向いている人を紹介
TechHive|150万円以上の高単価案件アリ
運営会社 | 株式会社Asikaze |
---|---|
公開案件数 | 5,000件以上 |
VB案件数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
許可番号 | 13-ユ-310922 |
公式サイト | https://asikaze.net/media/tech-hive/ |
TechHiveは、フリーランスエンジニアに向けて、高単価で魅力的な待遇を提案するエージェントサービスです。
5,000件以上の案件から、専門コンサルタントが最適な案件を提案します。
月収100万円以上の高額案件が充実しているのもポイントです。
フリーランス初心者にも、積極的に新規案件を紹介する体制を整備しているため、これからVBフリーランスエンジニアを目指す人も利用しやすいでしょう。
なお、希望者には無償で最大10億円まで備えられる「フリーランス保険」を提供しています。
公式サイト
https://asikaze.net/media/tech-hive/
まとめ:VBフリーランスエンジニアに必要なスキルがあれば高単価案件を狙える
これからVBフリーランスエンジニアへの転向を考えているなら、求められるスキルや知識は保有しておくといいでしょう。
未経験からでもVBフリーランスエンジニアは目指せますが、スキルや知識があれば高単価案件を狙えます。
本記事で紹介した情報を参考にしながら、幅広く活躍できるVBフリーランスエンジニアを目指してください。
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